英語が話せないと、良いこともある。

私たちは英語が話せません。

今回は、個人手配で12日間のアメリカ旅行に来ているわけですが、
Google翻訳アプリを駆使しつつ、なんとか無事に6日が経過しました。


<関連記事>
①ANA 新ビジネスクラス The Room搭乗記 羽田→ニューヨーク
②ニューヨーク2泊3日旅行記
③カリブ海 セント・マーチン島への行き方
④飛行機好きの聖地で、離陸時のジェット噴射を浴びる
⑤ソネスタ・マホビーチ オールインクルーシブ リゾートホテル


本当にアメリカに行けるのだろうか。
ホテルの予約はできているのだろうか。


等々、不安を乗り越えつつ7日目となった今回は
セント・マーチン島を出国しアメリカ(アトランタ)へ再入国します。

目次

アメリカ入国というかセントマーチン出国

アメリカへの入国は、関連時期があるので、
コチラをお読みいただきたいのですが、
ざっくり言うと、下記の書類を用意します。
(※情報は2022年4月現在のものです)

・ESTA
・出国の前日までに受けた陰性証明書
・ワクチン接種証明書
・宣誓書

そして、これらは出発地の航空会社のチェックインカウンターでチェックされるのですが、
もし書類の不備があり、入国できずに出発地点に戻らなければならなくなった場合、
航空券代の半分を航空会社が負担するため、細かくチェックを受けます。

代わりに、アメリカ入国時は、これらの書類の提示は求められないので、
セントマーチンを出国することが、
すなわちアメリカ入国みたいなもんです。
たぶん。

チェックはやはり厳しかった。

セント・マーチン島は、カリブ海の小さな島です。
空港のチェックインカウンターも、ご覧のようにあまり緊張感が伝わってこない造り。

「結構チョロイんじゃね?」

なんて思ったけど、甘かった。
カウンターのお姉さんは笑顔で優しいんだけど、
なんていうか、しっかり者タイプ。

「ESTA見せてくれる?」

などなど、書類をすべて見せろと言う。
そして見せると、名前、生年月日、パスポート番号などなど、
個人情報をすべて照らし合わせる。
笑顔なんだけど、険しい顔をしている。
分かります?この表現。

当然と言えば当然なんでしょうが、
なんていうか…意外でした。

今回の旅で、出国手続きは合計4回しましたが(日本、アメリカ、セント・マーチン、アメリカ)
一度たりとも手を抜かれたことはないので、
それだけ各国でのコロナ関連の書類が複雑ということなのでしょうね。

そして一組にかける時間が、場合によっては数十分と、
コロナ前とは比べ物にならないくらい時間がかかるので、
早め早めの行動をお勧めしたいことを書き加えておきます。

出国は簡単。手荷物検査も簡単。

とにかく航空会社のカウンターでのチェックが、一番厳しいので、
こんなことを言ったら失礼かもしれませんが、その他は簡単です。

出国は、そもそも簡単なのでいいとして、
手荷物検査も「パソコン入れっぱなしでいいよー」なんて言う有様。

「靴は?」と尋ねたら
「靴は脱いでね」って。

パソコンはいいけど、靴は脱がないとダメらしい。
よく分からないけど、緊張感は皆無でした。

やたらと時間がかかる搭乗

搭乗ゲート付近の雰囲気は、こんな感じです。
アジア人は、2組しか見ませんでした。
完全アウェー状態です。

搭乗時間になり、ゲートに向かいますが(柱に6番って黄色で書いてあるところ)
この列が一向に進みません。

そんなに人はいないのに、まったく進みません。

キョロキョロ見ていると、一組ずつ何かをチェックしているらしいのですが、
手荷物を再び開けさせられている人。
パスポートを渡したまま、なにやら係員とやりとりしている人。

スムーズにいく人は、一人もおらず、
みんな何かしら質問されていて、ちっとも進まない。

出国審査も手荷物検査も、
ここに来る前に、とっくにクリアしているというのに!

そりゃ手荷物検査はチョロかったけどさ。

いよいよ私たちの番

たったこれだけの人数ですが、
30分ほど待ったでしょうか。

私たちの番です。
カバンを開ける準備はできています。
どんとこい!

「Hey guys! ※▽★$&%〇△#??」

よりによって、さっきから厳しめでチェックしているお姉さんに当たってしまいました。

や、やばい。
全然わからないぞ。
一言も分からない。

すかさず伝家の宝刀。
「We can’t speak English」を抜きます。(言います)

いや、もう何度も言ってて全然宝刀じゃなくなってるけども、
これを言うと、単語が簡単になったり、
ゆっくり話してくれたりするのです。

そうしたらお姉さん。

「ふっ」

と笑って、

「OK」って言って、ゲートの向こうを指さすじゃありませんか。

そう来るとは思わなくて、Google翻訳を起動させようと思っていたのに、
私たちにパスポートをグリグリ返しつつ「あのバスに乗れ」と。
「あのバスに乗れば、あんたたちはアメリカ行きの飛行機に乗れる」と言わんばかりにバスを指さしている。

なにおー!
英語が話せないくらいでスルーになるなら、
最初からこんなに時間をかけてチェックなんかするんじゃないよー!
私たち爆弾持ってるかもよ、ば・く・だ・ん!
ふざけんなー。
30分も行列に並ばせておいて、その態度は何だー!

なんて、英語で言えるわけもなく、

「さんきゅー」って言って、「ばいばい」なんて言ったりして、
50代夫婦は素直にバスに乗りました。

結局なんの検査だったのかちっとも分かりませんでしたが、
英語が話せないと、親切に接してくれる人が多いのは実感としてありますが、
セキュリティすり抜け的な、究極に良いこともあるのかと感心してしまいました。

いや、言い方が違うか。
見方を変えると、これは奥深い話ですよ。

もし私が、日本語が全く話せない外国人観光客と出会ったら、そりゃ親切にします。
無事に安全に自国に帰ってもらいたいし、
できれば日本の良い思い出をたくさん持って、気持ちよく帰ってもらいたい。

そりゃ、ちょっとくらい検査甘くする。

そんな親切心で検査官のお姉さんは「OK」って言って
パスポートを渡してくれたのかもしれない。

「ふっ」って鼻で笑われたのは気になるけど、
実はとても良い人だったのかもしれない。

おまけ

ルネッサンス・コンコース・アトランタ・エアポート・ホテル

セント・マーチンからはアトランタへ向かい、ここで一泊したのですが…

このホテルは、空港に隣接していて、飛行機も滑走路も目の前!
じゃんじゃん離陸していきます。

アトランタ空港は、離発着数が2020年21年と2年連続で世界一を記録しているそうで、
その数は半端じゃない。

滑走路が数本、平行に並んでいるので、2機同時離陸とかある。
フツーにある。

しかし!

私たちがチェックインしたのは21時頃。
翌朝は、早朝5時に出発。

明るいときに見ることはできず、そしてホテルの窓は防音ではない

飛行機は23時まで離発着を繰り返し、早朝も4時頃からアイドリングが始まるので、
結構うるさい。
ちょっと失敗しちゃいました。


※ちなみに、セント・マーチン島からアメリカへの入国で、隔離措置はありませんでした。
 2022年4月現在

アメリカで初運転!

アトランタからは、いろいろ乗り継いでアメリカ北部へ向かいました。

ここは息子の留学先なのですが、
マニアックなので検索するとすぐに身バレします。

私たちが構わなくても、他の留学生に迷惑がかかると困るので場所は書きませんが、
上の写真をご覧ください。
運転しているのは、ワタクシです!

この何もない道!
私はGoogleマップで見たとき「これなら運転できる」と思って、
日本からレンタカーの予約をし、
国際免許証も取得して行ったのです!

冗談に聞こえるかもしれませんが、建物の向こうには空港があります。
一枚目の私が運転している写真は、空港の敷地内です。
超ド田舎です。

直線道路ばかりで、交通量も少なく、
運転は路上教習よりもめちゃくちゃ簡単で楽しい。
右折も左折もすぐに慣れました。

私「この辺り、観光するところはあるの?」
息子「この景色を見て、観光地があると思う?」

ふむ。たしかに。

私は人生で初めて地平線を見ました。

気温がとても低くて、最低気温マイナス4℃です。
セント・マーチン島は30℃だったのに、そこからマイナス4℃です。

「お母さんの英語力で、よくここまで来ようと思ったね」

など、息子からお褒めの言葉をもらいつつ、
2泊ほどして、この後はシカゴへ向かいます。

続く

シカゴから日本へ帰国しますが、
最後は、ユナイテッド航空のビジネスクラス搭乗記となります。

アメリカ国内では、5カ所しかないというポラリスラウンジを利用したのですが、
アライアンスのステイタスだけでは利用できない、
ファーストクラス、ビジネスクラス搭乗者専用のラウンジだそうです。

マイルを使った特典航空券では、門前払いにあうのでは…
と思っていましたが、大丈夫でした。使えました。


それでは、また。

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