【47都道府県制覇の旅①】商船三井フェリー さんふらわあ ふらの乗船記

今回の旅の目的は2つです。

①47都道府県制覇

ブログを初めて10年経過しましたが、
青森県と秋田県だけ行ったことがなかったんです。

何度か計画を立てたことはあったのですが、
なんか遠い。

青森と秋田だけ、なぜか遠い。


②本州を車で縦貫する。

昨年の7月に、九州まで船で行って、
東京までの1500kmを車で帰って来る。という旅をしました。

その時の記事

なので今回は、北海道から東京まで車で帰って来ます。

合わせて本州縦貫。
になるはず。

たぶん。

というわけで、今回の旅行は
フェリーに車を積んで北海道まで行き、
青森県と秋田県を経由して帰京。

47都道府県制覇と本州縦貫を目指す。

という6泊7日の旅をします。

移動距離は、フェリーで754km
陸路は約1,376km
移動距離は合計で約2100kmです!

目次

さんふらわあ ふらの

まずは商船三井フェリーの「さんふらわあ ふらの」に乗って
北海道苫小牧まで行きます。

さんふらわあは日本を代表するフェリーなので、ご存じの方も多いと思いますが、
大洗ー苫小牧間は「ふらの」と「さっぽろ」が就航しています。

夕方便と深夜便の1日2便運航されていて、
私たちは、夕方便に乗りました。

大洗出航19:45
苫小牧到着13:30
約18時間の船旅です。

18時間もー?
と驚かれるかもしれませんが、
意外とあっという間。

レイトチェックアウトが13時半だと思うと、
イメージしやすいかもしれません。

お部屋タイプは9つ

詳細は公式HPをご覧いただくと、写真付きで説明があるのですが、
ざっくりいうと、下記の9種類。

・スイート(洋室)
・プレミアム
・プレミアムバリアフリー
・スーペリアオーシャンビュー(和洋室)
・スーペリアオーシャンビュー(和室)
・スーペリアインサイド
・スーペリアウィズペット
・コンフォート
・ツーリスト

今回は、一番上のスイートに宿泊しました。

予約方法

これはねぇ。大変だったようですよ。

秒の戦いだった。

予約担当の夫によると、
さんふらわあ大洗ー苫小牧間の予約開始は、
2か月前の同日(日曜・祝日の場合は翌営業日)の午前9時。

人気は、船に1室しかないスイート。
必然と予約は激戦。

どうしてもスイートに宿泊したいという方は、
日程に余裕を持っておいた方が良いそうです。

料金

乗船料金は、お部屋タイプ、車のサイズ、
シーズン等によって変動がありますが、

スイート
・大人2名
・車両5m未満
・7月上旬


という条件で、
合計98,300円でした。

ちなみに。

スイートは、夕・朝・昼 
3回の食事付きになります。

乗船まで。

タイムスケジュールはこんな感じ。

17:30まで 乗船手続き

車検証を持って乗船手続きをします。
ホテルでいうところのチェックイン。

手続きが完了すると、
左のルームキーと、右のミールチケットが発行されます。

私たちは早めに(16:30)搭乗手続きをしましたが、
済ませてしまうと、あとはすることがありません。
船の写真を撮ったり、ターミナル内をウロウロしますが、
すぐに終わってしまって、
あとすることと言ったら無駄にトイレに行くくらい?

早め早めの行動も大切ですが、
ちょっと時間を持て余してしまいました。

18時 徒歩乗船開始

やっと乗船開始です。

自動車での乗船は運転手1名だけなので、
私は徒歩で乗船します。

18:15頃 自動車・オートバイ乗船開始

なのですが…。
待っても待っても一向に乗船が始まりません。

どれくらい待ったかというと、
徒歩乗船(私)がお部屋まで到着し、
室内の撮影(ブログ用)を済ませても、まだ車は動きません。

さんふらわあは観光船ではなく貨物船。
どちらかというと荷物を運ぶのが主な目的で運行されており、
私たちのような旅行者はオマケ。

トレーラーヘッドが、忙しそうに貨物を運び入れているのを
おとなしく待ちます。

19時 自動車・オートバイ乗船完了

やっと乗船。
1時間ぶり夫婦の再会。

おつかれー。
大変だったね。

それがさー。
車のヘッドライトが片目だけ消えなくてさー。

エンジン付けたり消したりしても消えなくて、
あせったよー。

そりゃお疲れさまでしたと、妻は夫を労うわけですが、
あまりの焦りっぷりに夫は駐車した場所の確認を怠り、
いざ下船する際、夫婦で車を探して右往左往するのは、翌日の話。

ルームツアー

さんふらわあ ふらのは2017年4月に竣工されたので
船内は、まだまだキレイ。

1~4階が貨物&駐車スペース
5~7階が居住スペースとなっています。

私たちのお部屋は7階にありました。

7階はスイートの他、プレミアムルーム等の
バルコニー付きのお部屋が並んでいるようです。

船首は上の平面図でいうと右。
お部屋は左舷にあるので、岩手県や青森県など、
陸地がずっと見えます。

右舷は太平洋しか見えないので、
こだわりがある方は左舷がおススメ。

リビング&ベッドルーム

お部屋の広さは39.91㎡ 
プラス、バルコニー15.81㎡

無駄に広いです。

ソファーベッドを使えば、
3名まで利用可能。

テレビは両面にあります。

航行中は、電波が悪くて、
ちょいちょい切れますけども。

ベッドはセミダブルくらいあるのかな?
やや広めです。

ティーテーブルみたいなもんもあったりして。

バスルーム

バスルームも無駄に広いです。

そして驚きなのが湯量

船だというのに、
このサイズのバスタブが
2分でいっぱいになりました。

お湯が、じゃんじゃん出る。

この湯量は過去一番だったんじゃないだろうか。

アメニティ

アメニティはクローゼット内にあるのですが、

スイート宿泊者は別に、COビゲロウというアメリカブランドの
バスアメニティが置いてありました。

これを持ち帰って、この後1週間使い続けるんですが、結構良い。
自宅もこれに変更してしまおうかな。
と思ってしまうくらい良い。

テクスチャーが良いのはもちろんのこと、
強すぎないラベンダーとペパーミントの香りがちょうど良い。

以前、沖縄のホテルで使ったときはそんな風に思わなかったのですが、
使い続けないと、良さがわからないってことですかね。

バルコニー

先ほどの平面図でもご覧いただいたように、
7階の客室にはベランダがあります。

チェアやテーブルがあるのはスイートだけ。
且つ、夏季のみ設置されるそうです。

目の前のデッキは立ち入り禁止なので、誰も通りません。

上も立ち入り禁止なので、誰も来ません。

しかし展望デッキからはこんな感じで見えるので、
お風呂上りにパンイチでウロウロしていると
「コンニチハ」をしてしまう可能性大です。

さんふらわあ だいせつが入港してきました。
私たちが乗るさんふらわあ ふらのは夕方便ですが、
これは深夜便と呼ばれるもので、
19:30に大洗に到着し、1:45に出港します。

旅客定員も、ふらの590名にたいして、
だいせつ154名

貨物に特化している船ってことでしょうか。

眺望

夜の航行は、もちろん何も見えず、
昼間も基本的に海ばかりなのですが、

天気が良ければ左舷から本州が良く見えます。

お部屋のテレビでも現在地が確認できますよ。

冷蔵庫内は無料です。
ビールがあるのは嬉しいですね。

コーヒー、紅茶もあります。

左にあるのはプラネタリウム
使ってみましたが、星が動くわけでもなんでもなく、
「うわーきれー」というほどの感動もなく、
良さがイマイチ分からなかった。

右はスマホ用の除菌ケース
これは使ってないので、効果のほどは不明。

<備品一覧>
パジャマ、バスタオル、フェイスタオル、バスマット、
スリッパ、電気ケトル、ドライヤー、ボディータオル、
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、歯ブラシセット、
コットン、綿棒、ヘアゴム

Wi-Fi

船内にWi-Fiはあるようですが、
拾ってもきっと遅いだろうと、ずっと自分のキャリアを繋げていました。

4Gが繋がったり、時々3Gになったりと安定しませんでしたが、
使えないことはない。
といった感じです。

食事

レストラン(ビュッフェ)は6階にあります。

画像は公式HPより
画像は公式HPより
画像は公式HPより

<営業時間>
夕食 18:30~20:30
朝食 7:30~9:30
喫茶 11:30~12:30

<料金>
夕食 大人2,000円 こども1,100円(小学生未満無料)
朝食 大人1,200円 こども900円(小学生未満無料)
2食セット券 大人2,700円 こども1,700円

スイートは3食付きなので、
チェックイン時に発行されたチケットを見せれば大丈夫。

座席もあらかじめ決まっており、混雑時でもスムーズに座れます。

夕食

食事の感想は…
「おいしい!」
「普通」
「うへー。まずいー」

の3種類があって、ある意味バラエティ豊か。

「おいしい!」の代表は、マグロの漬け。(左の真ん中)
ご飯の上にたっぷり載せて、漬け丼にしている猛者もいました。

上のチキンレッグもお肉が柔らかくておいしかったし、
お味噌汁もおいしかった。

胡麻タンタンメンだと思うのですが、
これもおいしかったです。

「うへー。まずいー」は割愛しときますね。
写真のスイーツは「普通」です。

割合としては「おいしい4割」「普通5割5分」「うへー5分」

このお値段でこの内容は、かなりの高打率ですよ。
ましてや船の中だし。

朝食

おいしかった夕食に反して、朝食はごく普通でした。
船の中の食事としては十分でしたけど。

昼食

朝食と昼食は、お部屋でもいただくことができます。

朝食はレストランでいただいたので、
昼食は、お部屋まで持ってきてもらいました。

「サーモンといくら丼」と「素麺」をいただきましたが、
これ、おいしかったですよ~。

朝食がアレでしたので、
油断しているところにおいしいもんが来て、ビックリです。

レストランでも食べられるのかな?

時間も12時でお願いしたら、
ピッタリの時刻にお部屋のドアをノックされたし、
船の食事で、あんなに「うまいうまい」と
連呼しながら食べるとは思いもしませんでした。

まじでおいしかったな~。
できることなら、もう一度食べてみたい。

到着&感想

苫小牧港が見えてきましたが、
約18時間の船旅は、あっという間でした。

揺れも、ほとんど気にならず、
一応酔い止めは飲んでおきましたが、
18時間も効果が持続するとは思えないので、
飲まなくても大丈夫だったんじゃないかという感じです。

プロムナードと呼ばれている場所には
椅子がたくさんあり、憩いの場になっていたり、
レストランを利用しない方は、
ここでお弁当とか食べてました。

売店も充実していて、船旅に対する不安は
ほとんどないのではないでしょうか。

苫小牧到着後は、6日間かけて東京へ戻ります。
長い旅行記になると思いますが、
どうぞよろしくお付き合いください。

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