2020年12月
表参道にあるフレンチ
L’Effervescenceがミシュラン2つ星から3つ星に昇格しました。
2つ星の時も格式の高いレストランだと感じていましたが、
3つ星になったら、さらに格が上がる。
何を着て行ったらいいかわからないし、
緊張して挙動不審になりそうだし、
何を食べたか覚えてられないかもしれない。
おまけに、3つ星昇格に合わせるように、
お値段がグンと上がったこともあり、
しばらく足が遠のいていました。
しかし!
意を決して行ってみたところ、
さすがは3つ星。
流れるようなサービスに、
お客の目をくぎ付けにする演出。
そしておいしいお料理。
いつの間にか緊張もほどけ、
気が付いたら3時間半も過ごしていました。
アクセス
東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線 表参道駅 から徒歩約12分
住宅街の一角にあります。
基本情報
実食
「すごく緊張しているんです」
入店時、素直に申告。
とりあえず伝えておけば、挙動不審程度は見逃してくれるんじゃないかしら。
しかしスタッフの皆さんは、とても親切なので、
「大丈夫ですよ、リラックスしてお過ごしください」
笑顔でそう言われ、促されるまま着席。
店内を見まわしてみると、スタッフが10名はいる。
いや、それ以上か?
しかし見張られている感はまったくありません。
必要な時は寄り添ってくれるけど、
そうでないときは放っておいてくれる。
この距離感が3つ星っぽい!
久しぶりすぎて、やっぱり緊張してしまう!
最初に出てきたのは、ウェルカムドリンク。
グラスに入っているものをテーブルに置けば済む話なのに、
目の前で作ってくれるんですって。
「tetta」というぶどうジュースにブランデー、レモンが入ったドリンクです。
私はブランデーを抜いてもらいましたが、
リンゴの皮も使っているというジュースは、旨味がギュッとしているのに爽やか。
岡山県産のぶどうだそうです。
野菜のブーケ
乾燥させた野菜チップを、手前にある、
豆腐のサワークリームにたっぷりつけていただきます。
写真を撮り忘れましたが、テーブルの上には和ローソクも置かれて雰囲気抜群。
しかもこのローソク、すぐになくなってしまうのですが、じゃんじゃん交換してくれるんです。
いきなりの3連続の演出が素晴らしい。
何も食べないうちにキュン死しそう。
改めて、ドリンクを注文しましたが、
私は手前の「1688グラン・ロゼ」という、ノンアルコールのスパークリングをいただきました。
コロナ前はノンアルコールと言えば、ジンジャーエールとかウーロン茶とか
心ときめかない飲み物ばかりで、水ばかり飲んでいたワタクシですが、
アルコールが提供できない時期があった時に、ノンアルコールの種類が増え、
どこへ行っても飲み物を楽しめるようになったのは、
このコロナ禍において、せめてもの救いのような気がします。
またなんか来た!
蛤の貝の中に入っているのは、
蛤、伊勢海老、帆立、若布、月山筍、山山椒
炭火で温める演出ですが、パチパチとはぜる音、香り、
五感が刺激される演出です。
7~8cmはあろうかという蛤。
最近の食べ歩きスタイルは
「できるだけ素材に手を加えないもの」を求めたものになっているのですが、
蛤と伊勢海老と帆立が、こんなに仲良くできる一品も、また素晴らしいのですね。
オリジナルのバーミキュラで焼いたパンだそうです。
ジャガイモ入りフォカッチャと古代小麦入りパン。
パンはもう一種類。
定番のル・シュクレクールのパンもいただきます。
どちらも、豆腐のサワークリームをたっぷりつけていただきます。
次はお野菜の登場ですが、これは見せる用です。
ざっと見たところ、15種類くらいありそうなのですが…
実際盛り付けられたお野菜は67種類!
お店に届く野菜は、種類が毎日違うそうですよ。
なので69種類の日もあれば、58種類の日もあるそうです。
お野菜の一覧表もいただいたのですが、
何が何だか分かりません!
お店の方も「僕も分かりません」と言っていたので、
楽しみながら食べれば、それが正解。
これは開店当時から変わらない定番料理。
蕪を複雑に火を入れて シンプルに
とメニュー表に書いてありましたが、
これは本当に火入れが複雑。
以前テレビで作っているところを見たことがあるんですけど、
こんなに手間をかけているのかと驚くほどでした。
これは蕪の水分も甘みもたっぷり身の中に残っていて、
本当においしいです。
真魚鰹と自家製キャビアのブールブラン モリーユ茸 ソラマメ
これも火入れが大切だそうで、
乳清(ヨーグルトの上澄みとか)でマリネしてから茹で上げるって言ってたかな?
レフェルの特徴的な火入れ方法だそうですが、
何を言っているのか素人にはよく分からなかった。
分かったのは、身がホワホワだということ。
柔らかいこと、この上なし。
飲み物か?
というくらいでした。
京都産・鴨胸肉を東京檜原村のミズナラで焼いて ソース・ヴァンルージュ アスパラガス
これおいしかったですよ。
写真見ただけでヨダレが出そうです。
鴨肉がおいしいのはモチロンなのですが、アスパラ!
北海道産で、完全無農薬なんだそうです。
太さもなかなかないサイズだし、甘いし、
主役級においしいアスパラでした。
鴨のコンソメ 初夏のハーブとコダカのラビオリ
先ほどの鴨の続きです。
とても小さいラビオリなのですが、
この中には鴨とハーブとコダカ(チーズ)がギュッと閉じ込められています。
チーズは、あの有名な岡山県の吉田牧場。
噛めば噛むほど旨味がじわじわ出てきて、
最高においしい!
コンソメスープも、最後まで飲み干します。
ラビオリはお代わりができるそうですよ!
アルチザンチーズ
アルチザンとは「腕の良い職人」という意味があるそうで、
職人が昔ながらの製法で手作りしたチーズを「アルチザンチーズ」と呼ぶそうです。
それが5種類も並びます。
それぞれハチミツやジャムなどと合わせていただきます。
ルバーブ ピスタチオ 忍冬の氷
ルバーブは野菜なのですが、甘酸っぱいのでスイーツにも使えるそうです。
これはそんな一品。
ルバーブのシャキッとした食感と、
ピスタチオのブリュレがおいしい。
たくさんのお茶菓子です。
蜜柑・メープル ショコラ・生姜
グレープフルーツ・琥珀糖 桜の花と葉・酒粕
ローズマリーのシュー・林檎 苺求肥・ミント
最後は、レフェル定番のお薄を頂戴して終了です。
まとめ&合計金額
レフェルは2年半ぶりの訪問となりましたが、
たしか前回も絶賛したような気がします。
2つ星から3つ星になって、さらにパワーアップ。
お値段もパワーアップしましたが、それに見合う内容で、
大変満足できるものでした。
記念日デートでも、会食でも、接待でもオススメできるお店です。
お支払いは…
3名で伺って、
飲み物はシャンパン2杯、ノンアルコール3杯、
白ワイン1杯、赤ワイン1杯
合計111,320円でした。
予約は一休.comかOMAKASEがおススメ。
予約について、
個人的なおススメは一休.comか、OMAKASEです。
一休.comは私たち自身が使い慣れているというのもありますが、
OMAKASEは追加料金も含めて自動決済してくれるので、
退店時、お会計の手間が不要です。
そのまま退店してOK
後日、サンキューメールと共に明細が送られてくるので、
スマートに決済できて重宝しますよ。
一休.comを見てみよう!
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