一度は行ってみたいと憧れていた美山荘へ、やっと行けました。
全4室しかないため予約が難しく、ほぼほぼ諦めていたのですが、
先日行った、鹿児島県の石原荘のお料理が、感動レベルでおいしくて、
聞けば料理長さんは美山荘出身とのこと。
これは行くしかない。
師匠は、どんなお料理を作るのか食べてみたい。
なんとか予約が取れて行ってきましたけど、
最初に結論を申し上げると、やはり師匠も凄かった。
あの感動をさらに上書きする感動です。
石原荘の記事はコチラ
アクセス
「京都の奥懐」と言いましても、土地勘がないものですから、
レンタカーで30分くらい?なんて思っていたら、なんと市内から1時間30分もかかりました!
ホームページに書いてあったアクセス方法は下記の通りです。
JR : 京都駅で地下鉄に乗り換え、北大路駅下車
京阪電車 : 出町柳駅(終点)下車
阪急電車 : 烏丸駅で地下鉄に乗り換え、北大路駅下車
各駅下車後、京都バス32系統「広河原行」に乗車
「大悲山」下車
バスは1時間40分程の乗車になります。
1日3 – 4 往復、時刻表を事前にご確認下さい。
行くだけで大変ですけど、行く価値は大いにあります。
バス停からの送迎はしていただけるそうですよ。
予約方法&宿泊料金
予約はいつも通り一休.comから。
しかーし!
一休のサイトでは「空室待ち」の文字が並びます。
というか「空室待ち」しかない。
ここでも結論を先に申し上げますが、
チェックアウト時に次回の予約をする方が多く、リピーターで埋まってしまうようなのです。
女将さんに直接伺ったところ、
・一休.comには、あまり空室を出さない。
・電話で予約したほうが早い。
とのことでした。
これから予約をしようと思っている方は、電話の方が良いですよ。
私たちも次回はそうします。
食べログはコチラ
チェックイン 15:30
バスで1時間40分ということは、車で1時間くらいじゃないの?
なんて考えは甘かった。
車でも1時間半で到着。
「奥懐」「最奥」「秘境」
そんな言葉がピッタリなエリアに、ひっそりと美山荘はあります。
1895年に京都・鞍馬の奥にある大悲山「峰定寺」の宿坊として建てられたのが始まり。
公式ホームページより
浮世を離れた山狭深くに、しっとりと佇む当館は1日わずか4組のみをおもてなしいたします。
摘み取った季節の草花や旬の野菜に魚を取り入れた美しい料理をお楽しみください。
こちらは母屋ですが、明治の中期に宿坊として利用されていたそうです。
今回は、食事処として利用させていただきます。
こちらは宿泊棟です。
ROOM TOUR
チェックイン手続きは、お部屋で行いました。
「山椒」という、一番小さいお部屋です。
ルームツアーと行きたいところですが、こじんまりしているので、特に撮るところもなく…。
豪華な設えはないけど、しっかりお手入れされていたお部屋で、居心地は良いです。
吉野窓もいいですね。
すべてのお部屋には、このような月見台があります。
景色はバッチリ。
目の前を流れる上桂川が、とてつもなく透き通っています。
隣のお部屋の月見台も見えますが、
「こんにちは」することはなかったな。
すぐに、アケビ茶とヨモギ餅を持ってきていただけましたが、
このお茶とお餅のおいしいこと!
左上は洗面所兼お手洗いです。
アメニティはここに置いてあります。
冷蔵庫内のビールは無料です。
お水も2本冷えています。
お風呂について
美山荘には部屋風呂も大浴場もありません。
2か所の貸切風呂を宿泊客で順番に利用します。
程よい時間になると、仲居さんから声を掛けられるシステムなので、
いい子で部屋で待ちます。
貸切風呂は、大小2か所あるんですが、
私たちは大きい方に案内していただけました。
これはチェックインのタイミングとかあるんでしょうね。
お湯は温泉ではないのですが、とてもまろやかで優しいお湯です。
東京の水道水とは大違い。
脱衣所にはタオル類もふんだんに置いてあります。
こうやって置いてあったら、化粧水と乳液かな?と思うわけですが、
手前の瓶の液体を顔にバシャバシャ塗ったら、すんごいスースーする!
「やばい!アルコール入りの化粧水だ!」
私はアルコールアレルギー気味なので、慌てて洗い流しましたが、それでもまだスースーする。
老眼鏡をかけて瓶をよく見てみたら「アフターシェーブローション」
まじか。(;゚∀゚)
奥の瓶は乳液っぽいけど、もう触らないぞ。
お風呂は自由な時間に利用することはできません。
2回目以降は、希望する時間をお伝えすると仲居さんが準備してくださるようです。
お湯とか毎回入れ替えるのかな?
それはちょっとわかりませんが、当日にお風呂に入ったのは1回だけでした。
夕食後も身体を温めたかったのですが、
22時で終了だそうです。
翌朝は6時半頃にリクエストしたところ、この写真の小さい方のお風呂で準備をしてくださいました。
小さい方といっても、浴槽の大きさは変わらず、
洗い場と脱衣所が狭いだけ。
キレイでまろやかなお湯がたっぷり張ってあって、気持ちよく使えます。
テレビがない。Wi-Fiも…。
京都最奥の雰囲気は良いし、お湯もまろやかだし、おいしいお料理は楽しみだし、
良いところだらけなのですが、
欠点を上げるならば、お部屋にテレビがありません。
Wi-Fiもお世辞にも速いとは言えず、
というか、速い遅いじゃなく、もはや繋がらないと思った方が気が楽なくらい。
自分のキャリアでも同じような具合なので、
もう、自然の中に身をゆだねてオフライン生活を楽しむ宿なのかもしれません。
まとめ
京都市内からは車で1時間半。
テレビもWi-Fiもなく、お風呂も温泉じゃなく、自由に入れず、
化粧水かと思ったら、アフターシェーブローションだし…。
これで宿泊料が一人約7万円って、どういうこと?
紙一重でそう思ってしまいそうな宿ですが、
すべてお料理で相殺されます。
大丈夫です。
次回はお料理編になりますので、
そちらもぜひご覧ください。
続きます。
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